2020年11月21日
パーソナルカラー診断/窓のない施設や会場での大きなリスク

福岡天神のカラーコンサルタント・イルドクルールでは、
ここ数回の福岡のカラーブログで、カラー診断と光の関係性について解説をしてまいりました。
長く30年以上、
カラー診断は自然光が入る環境が推奨されてきました。
しかし、その自然光の定義自体がかなり曖昧であったため、
東向きや南向き、そして西日の入る西向きの窓からの光を取り入れての無謀なカラー診断がごく普通に横行してカラー診断事態を混乱させました。
ただ、やみくもに自然光を使えば良いということでは無かったのですが、自然光を過信してしまったのです。
一方、今度は自然光が全く入らない場所でのカラー診断も、
パーソナルカラー診断の基本に逆らうように普通に行われ出しました。
つまり、福岡天神であれば天神地下街、博多であれば博多駅地下街でカラー診断をするような無謀なカラー診断です(外が昼か夜かわからない場所でのカラー診断など想像がつきません)。
また、その地下街とほとんど環境が同じ、
デパートや大型商業施設のイベントホールや売り場、窓の無い会議室でもカラー診断は日常的に行われるようになってきました。
一体、パーソナルカラー診断の基本の理論はどこに行ってしまったのでしょう。
それをパーソナルカラーの関係の法人や団体を名乗る方々が肯定するように、
ごく一部ですが、イベントとして同じような環境でカラー診断をなさっています。
(ただし、このコロナ禍に便乗するように、パーソナルカラー関係の協会や法人団体を名乗る方々の中には、できもしないオンラインカラー診断を実施する方も見受けられ、法人や協会団体としての質やモラルが問われ出しています。)
地下街とほぼ環境が同じの、デパートや大型商業施設のイベントホールや売り場、窓の無い会議室でのカラー診断は、当然自然光は0%。
つまり人工光100%の環境で行うパーソナルカラー診断となり、
今度は使用する照明や会場の照明が、自然光/太陽光に匹敵するクオリティが無いと、カラー診断自体が破綻し、カラー診断結果は無力化します。
例えば、今日の実測分光分布図/(光に含まれる波長ごとのエナジーの分布グラフ)は福岡市内の商業施設(実際にカラー診断が頻繁に行われている)の光の値です。
点数にして70〜80点。
太陽光が100点ですから、
一般の販売や事務の仕事はともかく、これでは落第。
間違ってもカラー診断はできません、プロのカラーリストでも間違う可能性が高く、経験が少ないカラーリストなら絶望的です。
自然光も条件が揃わないとカラー診断には使えません。
その自然光を使わないなら、照明がカラー診断の結果を左右します。
責任あるパーソナルカラー診断をするカラーリストが、
どの程度このことを真摯に扱っているか、もう消費者の皆様がしっかりチェックし取捨選択する時代です。
わざわざ、判断を誤る環境でカラー診断を受ける理由は1%も無いからです。
↓2つ目の画像は、イルドクルールが使用する色評価用照明/非LEDRa99AAAです。
点数にして100点中98〜99点の地球上に存在する色が正しく見える最高クオリティに入る精度の高い照明です。
もちろん、カラー診断は照明の品質は正確な判定を行う上でのほんの1つの要素で他にも考慮すべきポイントはありますすが、残念ながら基本のその1要素さえ実現できていないカラー診断は危険と言えます。

Posted by kazuworks at 12:23│Comments(0)
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