イルドクルールがより良いカラー診断結果を提供するために取り組んでいること@福岡天神

kazuworks

2021年08月23日 12:56




福岡天神のカラーコンサルタント・イルドクルールが取り組んでいる実にシンプルなことがあります。

カラー診断等のカラーコンサルサービスを、お客様の不利益が生じる場所では行わない。

ということです。
具体的には、ショッピングモールやデパート、一般的な会議室や店舗での常設照明ではパーソナルカラー診断は行いません。
また、ご依頼があった場合は必ず、色が正しく見える国内外最高水準の演色性Ra99AAAの非LED色評価用照明を持ち込んで実施させていただいています。

演色性は実測値Ra99〜98、
照度実測おおよそ1,000lx
光源は色温度は6,500kは採用せず最適な色温度に統一しています。
なお、目への安全性からLEDは導入していません。


ご依頼いただくケースが、関東や関西等の遠隔地でも、空輸せず手持ちで照明セッティングは持ち込んで実施しています。



パーソナルカラーの業界には、

自然光が入る環境でパーソナルカラー診断は行う/直射が入る場所は不可。
(理想的な環境は365日平均で概ね11〜14時の間の晴天に限定され、採光の向きは北の窓に限定されます)

当然、夜間や夕方は自然光の成分が偏ったり、また夜間は0%になるのでカラー診断は行えない。
従って、窓のない施設や会場では自然光が0%なので、地下室や地下のフロアの環境と同じになるので、カラー診断は行えない。

という、カラーリストなら誰でも理解できる基本があります。
また、このことは大同小異、どのようなカラーの指導の場でも繰り返し指導され、プロのカラーリストは環境が整っていない場所でのカラー診断は責任が取れないばかりか、カラー診断の基本と整合性が取れないため、これを行いません。

ただ、現状をみますと、カラーリストの都合や、イベント主催者の都合で、この基本はあたかも「なかったこと」のようにスルーされ、当たり前の様に、(窓が無かったり、外光が入らない、または自然光0%の地階の)ショッピングモールやデパート、多種多様な催事場や会議室で、パーソナルカラー診断やイベントは行われています。

窓が無い、外光が入らない、
…ということは、夜間や地下室での「考えられない非常識な」カラー診断と同じかそれ以下、
いえ、もうそれはパーソナルカラー診断とは呼べない、ただの催し/イベントです。



「基本を踏襲しないとパーソナルカラー診断結果はどうなるのか?」

当然、色を判定する条件が揃っていないのですから、カラー診断結果は二転三転。
画像は、多種多様な照明ごとの光の成分をグラフ化した照明メーカーの資料ですが、このように照明の光の成分がまちまちな環境でカラー診断を受けると、当然その受けた環境ごとの場当たり的なカラー診断結果や判定になります。

つまり、受けたカラー診断ごとに、受けた会場ごとに結果が異なることになります。

「不適切な環境下のカラー診断、一番誰が不利益を被ることになるのでしょう?」

カラーリストやカラー診断イベント主催者は一切不利益は被りません。
むしろ、そうなることは織り込み済み、結果は誰でも予測できること。

であれば、毎回毎回有償でカラー診断を受ける方々が、
毎回毎回出る結果の差異に右往左往することになり、もしカラー診断結果をもとにコスメやファッション(アパレル製品から靴やバッグ等の小物まで)を購入されていれば、全てロスになるでしょう。

もし、それが高価なものならかなりのダメージです。

言ってしまえば、販売側は、逆に誤まって色々買い足したり、買い間違ってもらえば、流通は循環するので問題ありません、むしろウエルカムかもしれません。
販売する側は、クローゼットに袖を通さない服が増えても、ドレッサーの前に使いもしない色のコスメが増えても、腹は痛みません、むしろウエルカムかもしれません。

ただ、肝心の消費者側はそうはいきません。
SDGsだ何だと声高に掲げる企業や人々も増えましたが、その実に理不尽な消費行動はまさに時代に逆行する無駄とストレス、何より不利益を被るのは、不適切な場所でカラー診断を受ける方々です。



そうならないために、福岡はじめ九州各県で長くカラーコンサルに取り組んできたイルドクルールでは、

カラー診断等のカラーコンサルサービスを、お客様の不利益が生じる場所では行わない。


ということに真面目に取り組んでいるのです。


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