色彩検定取得しましたが…

kazuworks

2008年06月10日 18:10

よく生徒さんから「色彩検定は取得しましたが…」、と言う言葉を聞く。
なかなか検定を取得したものの、その後実務に活かしきっていないと言う事らしい。
検定は結局車の運転で言うと「普通免許」の様な位置づけ。
つまり、道路交通法のA〜Zや、公道上で実際の車両は操れるという事。
もし、それを実際に仕事にしようと思えば車で言う「二種普通免許(つまり運転する事で仕事にできる旅客車の免許)」が必要という事だ。
色彩の世界にはそれに相当する物はない物の、「仕事とするため」のカリキュラムは多岐に渡り枚挙にいとまがない。
大事な事は、検定を取得する事を「ゴール」とせず、「スタート」と考える事が大事。
実際のデザインや制作の現場でも「○○色彩検定を持っているから」と、仕事のお声がかかるケースは滅多にない。
検定の知識で実務のデザインや制作、カラーコーディネイトがまかなえるほど甘くはないのだ。
実際、検定は開業免許でもゴールでもないという事をわかっていただきたい。
どうか、全国の検定に望む方々にこのことをキモに命じてがんばって欲しいとエールを送りたい心境だ。

カラーほどステキな仕事は無い。

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