2022年12月17日
ちょっと変だよパーソナルカラー診断
かれこれ30年近く、イルドクルールはカラーコンサルタントとして色彩全般についてコンサルとして関わってきました。
その中で、近年首をかしげることが色々と増えて、色々危惧しています。
つまり、
「ちょっと変だよパーソナルカラー診断」
という話です。
そもそも、パーソナルカラー診断と言うものは、ある意味国産の考えかた。
もとはといえば、アメリカに発祥ををもつ、イメージコンサルティングの派生型です。
「パーソナルカラー」と言う言葉自体も、和製英語で、
イルドクルールもご指導賜る、門田先生の着想が言葉になりました。
ずいぶん、昔の話です。
「ちょっと変だよパーソナルカラー診断」
その1番目は、そう言う経緯があるパーソナルカラーを、
手順や手法、色布等のツールを最近特許を取ったり、
あたかもオリジナルの考えであることを掲げる人たちが増えました。
先の、門田先生が、日本に普及したいから、と登録商標や、権利的なものを一切排除された想いや、判断は、すっかり無かったものになってしまっています。
同時に、欧米の色彩調和の研究の良いとこどりをするなど、あまりにも浅薄な感じは否めません。
井の中の蛙なんとか、よろしく、井戸の中でカエルがわちゃわちゃしている構図でしょうか。
「ちょっと変だよパーソナルカラー診断」
その2番目は、パーソナルカラーを切り売りする人が増えています。
色々な告知を拝見すると、
「4シーズンカラー診断は10,000円」
「ベストカラー診断まで入ると15,000円」
「2ndカラー診断まで入ると18,000円」
これには目を疑いました。
では、例えば、手前味噌ではありますが、イルドクルールが真面目に正直に(?)
「4シーズンカラー診断でベストカラー診断を提案、念のため2ndカラーもご提案」
で普通に基本通りのコンサルを、1時間程度時間をかけて5,500円税込みでご提供しているのが、
「ディスカウントですか?」
「簡易診断ですか?」
と言われるはずです。
「ちょっと変だよパーソナルカラー診断」
その3番目は、
「パーソナルカラーが数年程度で変わります」
と言い出す団体や人が増えたと言うこと。
しかも、
「結構パーソナルカラーは変わるので、うちの協会やうちのカラーリストから、定期的にカラー診断を受けてください。」
と言われた人が結構いらっしゃいます。
もう、落語のオチのようで笑うしかありません。
人がカメレオンに進化したのでしょうか?
イルドクルールでは、
「一部の例外以外、パーソナルカラーが変わることはかなりレアケースです。」
と申し上げています。
持って生まれた人の体質や個性はそうそう変わりません。
「ちょっと変だよパーソナルカラー診断」
その4番目は、パーソナルカラーの切り売りや細分化。
イルドクルールでは、当たり前のこととして、
お客様の顔立ちやお顔の個性の把握、
お客様の体型や骨格の個性の把握、
〜はパーソナルカラー診断の判断材料として把握して判断します。
ここ数年台頭してきた、
顔型の判定とか、体型の判定は、
つまり、パーソナルカラー診断時に、それを行なっていない言うことでしょうか。
とても心配です。
一部とは思いますが、パーソナルカラー診断が、カラードレープをお客様に当てながら、
首から上だけを吟味していたと言うことでしょうか?
色々なパーソナルカラー診断ができてしまっています。
では、パーソナルカラーはAのサロンで、
顔の判定はBのサロンで、
次に、体型の判定はCのサロンで。
まるで、サイボーグのようにパーツで人の判定や診断をするなど、とても想像できません。
また、切り売りになって、個々の料金を請求されたらたまったものではありません。
「整える」
と言う言葉を最近メディアでよく耳にします。
パーソナルカラーの提案は、
ある意味、お客様が持て余している色の情報を、
お客様の個性や想いを大事に中心に据えて、整えて差し上げること。
色の整理がつけば、ドレスアップもドレスダウンも自由自在。
整理がついていないから、支離滅裂で根拠がないから色の迷子になるのです。
私はたまたま芸術学部の美術科専攻出身。
それは、絵画の制作で痛いほど感じました。
Posted by kazuworks at 10:05│Comments(0)
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