リモートワークやテレワーク、実はカラーマネジメントが必要です(2))

kazuworks

2020年04月03日 10:21



リモートワークやテレワーク、実はカラーマネジメントが必要です(2)

前回、光のマネジメントが必要と書かせていただきましたが、
実際は光源に関心はあまり持たれてきませんでした。

例えば、静止画/動画を撮るカメラマンや写真家は、撮影時/編集時、光に細心の神経を使ってきましたが、
一般の方々にあっては、明るければ良かったのです。

それが、今のようにデジタル機器が普及し、色を検証するツールが、モニター画面になった時、
色は=光となって、重要度が増したということでしょう。

今日の画像は、既存の教室の照明、会議室の照明、そしてオフイスに使われてきた汎用の照明の事例です。
明るさこそ満たしていて、文字や形は認識できますが、実は光の中の色の分布のパワーがかなり浅薄で、しかも分布がまばら。

明らかに波長によっては含まれていない色光があるのが致命的です。

私たちカラーコンサルタントは、
このような色光のばらつきのある、しかも浅薄な色光しか持たない光源下では仕事ができません。
色が本来の色として見えないからです。

それは、一般的なカラーコーディネイトや、色の選定、パーソナルカラー診断、と色に関わること全てです。
もちろん、この光源下で、写真等の色編集を行うことはリスクがあり、かなり二度手間、後でまた修正の必要さえ発生しかねません。

カラーマネジメントは光のマネジメント。
モニターに光源の色光が加算になる以上、機器より先にまず照明の選定が大事なのです。

長くなりますので、次回に機器のカラーマネジメントをお伝えしましょう。


イルドクルール
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